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堕ちていくわたし(小説のようなものです)

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[15] 堕ちていくわたし(小説のようなものです) 投稿者:夏美 (2015/07/17(金) 00:23)
ご挨拶

最後まで、お読みくださった方、ありがとうございます。
これは、別の官能小説サイトに投稿したものですけど、場違いのようでしたので、今回、ここに投稿させていただきました。
よろしければ、一言でも、ご感想をいただけると、とてもうれしく思います。

[14] 堕ちていくわたし(小説のようなものです) 投稿者:夏美 (2015/07/17(金) 00:19)
12.願い
 いかがでしたか?・・・これが、わたし、新藤夏美の「はじまりの履歴書」です。
 あれから、3年、ずいぶん、いろんなことを知りました。
 もちろん、処女ではありません。そのお話も、いつかすることがあるかもしれませんけど、ここでは、はじまりのお話だけに制約されています。
 なんでも、お客様の、機密保持のためだからだそうです。破るとどうなるか・・・ですか?
 香港あたりの秘密クラブに売られて、ドッグシヨウに出演させられるそうです。文字どり、犬と交尾するんです。
 ママですか?質問がお好きな方ですね?
ママは、ずいぶんまえに、このオークションで売られたって聞きました。ママが一緒にいると、いつまでたっても、わたしが自立できないからだそうです。
 なんでも、シンガポールの新興財閥に買われたそうです。でも、確かめようはありまsんけど。ここは、そういうところなんです。
 はい、麻衣も、ここにいます。いまは、まだ、調教中です。
わたしの希望?・・・ひとつだけですか?
 だったら、ママを買った方が、わたしと麻衣も買ってくれると嬉しいです。三人で、玩具になるのすごく楽しいんです。
 他に、ありませんか?・・・では、これから、存分に、わたしのお試しください。高価な買い物ですから、十分にご検討ください。
他に女が必要なら、麻衣を指名してください。男性が必要なら・・・そちらも、すぐに準備いたします。商品に傷をつけなければ、どんなことでも、あなたの自由ですので。
そうだ、お客様はお優しそうな方ですから、ご迷惑でなければ、私から、ひとつだけお尋ねしても構いませんか?・・・ありがとうございます。
 お客様は、わたしに満足を与えてくださる深い闇をお持ちでしょうか?尽きることのない衝動をお持ちでしょうか?もし、そうでなければ、わたしのことは「ご購入をお考えの商品」ではなく「一夜限りのレンタル品」と思い切りください。
 どうしてかと、お尋ねになるのですか?優しそうなのに、お慈悲のない方ですね、お客様は・・・。
 お客様が、深い闇で、わたしを満たしてくださらなければ、きっと、わたしは狂って、お客様を破滅させてしまいます。
 それだけのことなんです・・・でも、それは、お客様にとって、とてもお困りのことでございますよね?
『困らないよ、そういってくださるお客様を、私は探しているんです。』

[13] 堕ちていくわたし(小説のようなものです) 投稿者:夏美 (2015/07/17(金) 00:08)
11.受容〜モノローグ
そうでもしなければ、この大きな快楽に抵抗できなくて、あの時、わたし壊れていたと思います。わかりますか?違いますよね、ごめんなさい。あの時、わたし、壊れたんです。
 黒崎は、指で摘んだものを、わたしに示しました。そのピンクのだ円形のものが何だかわからなかったけど、そこから聞こえる鈍い音が、わたしの欲望を駆りたてました。
『ああっ・・・奪われる・・・わたしを奪われる・・・でもいいの・・・もう、耐えられない・・・早く爆発して・・・お願い・・・早く・・・じゃないと、狂っちゃう・・・お願い、もう、許して・・。』
 目を開けると、黒崎の顔が笑っていました。わたしも、苦しげな表情の奥で、黒崎に笑い返していました。
 知っていたんです、あの人は。私が、求めていることを。
『この人なら、わたしを、奪ってくれる。ひとつ残さずぜんぶ・・・後悔しようとする、わたしの欠片を、ぜんぶ奪って、後悔する前に、蹂躙してくれる。』
一瞬が無限のように思えて、わたしは、ずいぶん、前に問われたことのように、迷いなく答えていました。
「ぁああっ・・・知らない、そ・そんなこと・ぁひぃいい・・で・・でもいいの・・・ぁああっ・ぁあ・・い・逝かせて、お願い・・。」
 その瞬間、黒崎の指が、わたしを壊しましたた。わたしの膨張した悦びは、いっきに弾けて、全身を駆け廻りました。
「ぁぁあああああっ・ぁあっ・ぁあっ・あっ・あっ・あ・・あああああ・・ぃぃいいっ・・・いいっ・・い・・いくううううう・・・・。」
幾度も、幾度も、わたしはのたうちました。悦びが駆け回るからだを、想いのままに開放しながら、ひとつひとつの悦びに、愉悦を覚え涙しました。そして・・・悦びに怖れおののきました。
もう帰れない・・・それに気がついてしまったんです。もちろん、しあわせかって尋ねられても、答えられませんけど・・・深淵を覗いたことがない人に、この悦びは解りません。だから、後悔はしていません・・・それだけは言えると思います。
『わたし、隆志君なんかいらない。だって、こんな悦び、与えてくれっこないもの。』
『ママはどこ、わたし知ったよ・・・ママの秘密を・・・ねえ、だからいいでしょう?・・・もう、ママのもうひとつの顔、わたしに隠さないで・・・こんな世界があるのを、ひとり占めするのってずるいよ。』
 わたしは、朦朧としながらママを探しました。その間も、男たちの声が、遠く聞こえます。潮?・・・おしっこ?・・・淫乱?・・・才能?・・・高く売れる?・・勝手なこと言ってるって思いました。
『そんなのどうでもいいよ・・・だって、逝ったんだから・・・ねえ、そうでしょう、ママ?』
『みつけた。やっぱり、わたしのママだ。
こんな近くで、わたしが悦びを産み落とすのを見ててくれた。わたしの初めての絶頂を見とどけてくれた。そして・・・わたしを押さえてくれてい男に、ご褒美の膣を犯させながら、黒崎を咥えている。奇麗だね、ママは・・・。わたしも、そうなれるかな?』
「ありがとう、ママ。今度は、一緒に・・・犯してもらおうね。だって、わたし・・・もう、さっきまでのわたしとは違うよ。女が産み落とした赤ちゃんのママになるように、わたしも、ちゃんと、この悦びを育てないと・・・そうでしょう、ママ?」
 そう言ったら、ママは、笑ったんです。とえも哀しそうに。
それから、わたし、ママと一緒に、黒崎さんと、もうひとりのひとのペニスを舐めました。顔に精液を受けて、口の中にだしてもらって飲みほしました。黒崎さん、すごく悦んでくれたんです。
ママも、喜んでくれました。黒崎さんの命令で、フェラチオをする、わたしの乳首やクリトリスを愛撫してくれました。ママの指、好きだよ・・っていったら、今度は夏美がして練って言ってくれたし・・・。
「あとは、パパが帰ってこないように、祈るだけだね、ママ。」
わたしが、そう言ったら、ママ、笑ってくれました。今度は、ほんとうに、嬉しそうな笑顔でした。

[12] 堕ちていくわたし(小説のようなものです) 投稿者:夏美 (2015/07/17(金) 00:05)
10.絶頂
叫んでも、誰も答えてくれません。
ママのよがり声と下卑た笑い声、荒い鼻息が聞こえてきます。思わず、わたし、男の足首をつかみました。爪を立てようとしました。でも、黒崎が振り下ろしたナイフが・・・わたしの耳のそばの突き立てられと、わたし、怖くて、下半身が震えました。
耳が痛くて・・・ナイフの音に刺された耳が痛くて・・・。ナイフの冷たさを覚えているクリトリスまで、音に弄られて、ズキンズキンと脈打ちました。
『もう、遅いんだ・・・そして、わたしの抵抗は萎えてしまう。』
「やめて、お願い・・・黒崎さん・・・ママと・・・約束したでしょう?」
力が入りません。男の体重で、脚を伸ばせません。からだを捻じって、横に逃げようとしてみましたが、脚に挟まれていて、それもできません。
 ママをみました。助けを求めて、ママをみました。でも、本当は、違うんです。ママを共犯者にしたかったんです。いやらしいのは母娘だから・・・わたし、精神的な自慰に耽ろうとしていました。でも・・・自分の悦びに没頭するママは気づいてくれません。
男がママの唇を追いかけます。腰を突き上げながら、乳房を掴み、乳首を弄ります。激しい愛撫に諦めたように、ママが応じます。男の首に手をまわして、唇を重ね、舌を受け入れます。絡めあった唇の隙間から、悦びの声が漏れます。男は、勝者の顔になります。男の腰が、激しく動きます。
あれ、わたしは?・・・そう思ったそのときでした。
 「ひぃいい!・・・なに・・・なにしてるの?・・・いやああ・・・やっ・ひぃいい・・・。」
 突然、衝撃が走ったんです。いつの間にか、黒崎が、跨った男の向こう側で、クリトリスを弄んでいました。そこから、わたしの中に、異様な感覚が迸りました。
『これって・・・さっきのクリトリスへの刺激?・・・嘘、比較にならない・・・凄い・・・でも、なんで・・・こんな凄いの、わたし・・・。』
 息を奪うような快感が、わたしの腰を貫きました。からだを蹂躙していく、その喜びに、わたしは都ロケました。黒崎が、軽く、リズミカルに触れるたびに、そこから、からだの芯を、悦びが突き抜けました。
「ぁああっ・あっ・ぁああっ・・・凄い・・・凄い・・ぁぁああっ・・・駄目ぇええ・・・。」
「へえ、お嬢さん、あんた、ここも、感度がいいのか?・・・クリトリスの包皮を剥いて、じかに触ってるだけってのに、すげえ、悦びようじゃねえか?・・・ほら・・・こういうの・・・初めてか?」
「黒崎さん、そんな、まどろっこしいこと抜きにして、こいつもやっちゃいましょうよ。いいでしょう?」
 男が、黒崎に、そう誘いをかけました。
『それもいいかも・・・だって、こんなに気持ちいいんだし・・・わたし、いまなら、ママのことが、少し理解できるような気がする。』
・・・わたしの中で、誰かが囁きました。
「馬鹿野郎!・・・こいつは、処女かどうかで、売るときに値段が変わるんだ・・・、ほら、覗いてみろ。処女膜、破れてないだろう?
解ったか!・・・こいつを、おふくろさんと一緒にするな!」
 いつの間にか男は、跨っていたわたしの上から離れて、ひざの裏側を押さえていました。
それなのに、わたしは、抗うことを忘れていました。
 ようやく、黒崎がなにをしているのかが見えます。指で淫唇の付け根を広げられ、むき出しにされたクリトリスが、真っ赤な肉芽を晒していました。恥ずかしさよりも、その赤い色に、血がでているのものと勘違いして、わたしは、黒崎に許しを乞いました。
「駄目・・・血が出てる・・・許して・・・処女じゃなくなる・・・傷つけないって言ったでしょう?」
「あはは、めずらしく、初心な女だな?・・・お前、自分のおまんことかみたことないだろう?」
「ほら、みてみろよ・・・ここが、クリトリスだ。赤いのは、普段、被ってる皮が剥けたからで、血が出てるわけじゃないぞ。
それに、ほら・・・お前らがオナニーするのはときに、わざわざ、こんなふうに、皮を剥かないだろう?・・・被ったままだから・・・直に触られると、堪らないんだろう?」
 わたしには、黒崎の指の動きは、思いがけなくデリケートで、優しくさえ見ました。それなのに、腰全体が震えるほどの快感が、そこから広がって、わたしを追い詰めていくんです。
「ぁ・ぁひぃいっ・・・嫌ぁあぁあ・・・駄目・・・壊れちゃう・・・夏美の、なにかが壊れちゃうよぉおお。」
「ぁああっ・・・いぃ・ぃいいっ・・・でも、駄目・・・こ・・・こんなので悦ぶの、わたしと違う・・・ぁああっ・・・でも、凄い・・・なに、これ?変になる・・・変になっちゃう・・・。」
 なにかが、黒崎の指から生み出さていました・・・それは、わたしの中に蓄積して、快楽の余韻に身を任せることさえ許してくれません。どんどん、積み上げられる快楽の頂きの上で、わたしはひとり、足元が崩れ落ちそうな恐怖と、堕ちてゆく悦びの予感に翻弄されていました。
「さあ、お嬢さん、逝かせてやるよ・・・いままで、あんたが経験したオナニーなんて、子どもの遊びだっただろう?」
 黒崎は、そういうと、剥きだしの肉芽を、軽くはじきました。何度も、何度も、微かに触れるくらいの・・・柔らかなタッチで・・・そして、驚くほど素早く、硬くなった肉芽の先端から根元に向って擦り上げます。
「ぐううっ・・・ああああっ・・・すごい・・・なに、これ・・・ああぁぁあああ・・・すごい・・・・」
 わたしは、その快感に、呼吸を奪われました。いつ息をすればいいのか、解らないまま、無数に生み出される快感が、冬の銀河のように、わたしの腰のあたりで瞬きを繰り返しています。
 苦しいはずなのに、わたしは、その無数の快楽から離れられないんです。そして、無数の快楽が、アメーバ―のように触手を伸ばし、お互いを結びつけ、巨大なかたまりになっていくのを感じました。
 解りますか?女の人のお腹の中で、新しいいのちが育つように、快楽が大きくなっていくんです。わたし、苦しくて、気持ちよくて、どうしていいのか解らずに、全身で、その悦びを表現していました。
 押さえつけられているはずのわたしの脚が、いつの間にか、屈強な男を押し返しているんです。でも、完全に伸ばす前に、次々に生まれてくる悦びに、伸びかけた脚を手繰り寄せるんです。
 わたしのからだは、その繰り返しの中で、激しくのたうちまわっていました。

[11] 堕ちていくわたし(小説のようなものです) 投稿者:夏美 (2015/07/17(金) 00:01)
9.オーバーフロー
叫ぶわたしを無視して弄びながら、黒崎は、近くの男に命令しました。
「田口、このお嬢さんを『まんぐりがえし』にしてやりな。そして、深く曲げさせた太ももの裏に馬乗りにしゃがんで、お前の足で、からだごと抑え込んでみろよ。」
「ほら、この前、事務所で輪姦(まわ)した女に、面白がって潮吹きを強制しただろう。あんときの恰好だよ。」
 そう言って、わたしのからだから離れた、黒崎は、今度は、わたしの股間にナイフをあてがうんです。動くなよ・・・怪我しても責任は持たないぜ・・・そう言いながら、ナイフの先をクリトリスにあてがいました。その冷たい感触は、わたしのからだの芯に衝撃を走らせました。
 たぶん、クリトリスが頭に繋がってるんだってこと、あの時、初めて実感したんです。
馬鹿、動くな・・・って、黒崎に怒鳴られて、でも、その冷たい金属の感触に、じっとしてられなくて腰が動いて、でも怖くて、どうしていいかわからなくて、口を押さえて、ただ、ひたすら、からだを固くして耐えていました。
なのに、その冷たい切っ先が触れている部分から、ジンジンと熱くなってくるんです。そして、恐怖と、さらに強い快感への予感が、わたしから、抵抗する力を奪い取ってしまうんです。
 ママの喘ぎ声が聞こえてきました。顔を横に向けると、上にのしかかった男に乳房を掴まれ、交互にしゃぶられています。せわしなく、腰を突き上げる男を、愛しそうに抱いてママはせがんでいます。
「ああっ、すごい・・・もっと、突いて・・・お願い、苦しいの・・・ぜんぶ忘れさせて・・・犯して、狂わせて・・・殺されてもいいの・・・だから、お願い・・・ぜんぶ、奪って・・・。」
 わたしはママを見つめていました。わたし、ママになりたい。ママに同化して、黒崎に与えられる悦びを、すべて飲み干してしまおうとしていたのかもしれません。
『ママは、顔を押さえて、泣いている。泣きながら感じてる。解るよ、ママ。きっと、悦びながら泣いているんだよね。』
『嬉しいの、ママ?・・・なにが嬉しいの?・・・ママを捨てたパパより凄いから?・・・もう妻でもなくなって、ママが守りたかった娘もいないんだって解ったのかな。ママって、牝だっただね。自由になったら牝なんだよね。それって、わたしも・・・?』
 たぶん、わたし、壊れかけていたんです。少しおかしくなってきた頭の中で、わたしは、同時に、いろんなことを感じて、そして考えていました。
たぶん、わたしだけが無傷だなんて、もう、許されないんです。それじゃあ、ママが可哀そうです。パパに捨てられ、その借金の埋め合わせに、複数の男たちにレイプされるのって、酷いですよね。
ニュースで見たのなら、犯人なんか死んじゃえって思います。でも、ママのあの嬉しそうな顔、どんな気持ちなんでしょう。そんな、哀しい女のはずのママが、あんなに悦ぶセックスってなんでしょう。
もちろん、いまのわたしなら、すべてが、手に取るように解ります。でも、あの時、わたしは、犯されて悦ぶママに絶望していました。絶望しながら、同時に、男たちの玩具になることが、哀しいだけのことじゃないんだって、不思議な希望のようなものも芽生え始めていたんです。
いまにして思えば、それだけ、黒崎のテクニックが凄かったのでしょうね。それに、わたしも、ママも、まともな女じゃなかったんです。
『そう、黒崎が言ったこと、たぶん正しいんだわ。わたしも罰を受けるの。ママと同じ、女だから・・・だから、ママ許して。ママが守りたかった娘なんて、どこにもいなかったの。ごめんね、ママ。』
ナイフの愛撫にいきそうになっていたわたしは、その刃がなくなったことが切なくて、黒崎を潤んだ目で追いかけました。でも、代わりの田口という男は、そんなことにはお構いなしで、脚をお腹のほうに、恥ずかしい部分が天井を通り過ぎて前を向くくらい、膝が耳にあたるくらい深く曲げるんです。
間近にみる、手入れもしていない陰毛や、その奥に引き攣れたように口を開く淫唇がじっとりと濡れていて、わたし、陰部の醜さが哀しくなりました。
ですから、わたし、弄られ、我を忘れることもできない、この状況が恥ずかしくて、耐えられなくて、その羞恥に力づけられてささやかな抵抗をしたんです。
「いや・・・こんな恥ずかしい恰好・・・させないで。お願い・・・黒崎さん。」
 足をバタバタ動かそうとしました。抑える男に、頬をたたかれ、罵声をあびせられました。それでも、わたしは、男を押しのけようともがいたんです。
 突然、ナイフが、紅く染まった頬を叩きました。黒崎です。冷たい目で見つめられると、ママに示した様々な残虐な行為が蘇ってくるんです。
「太腿に、黒崎と、このナイフで刻んでやろうか。売り物にはならないが、俺専用の玩具にしてやってもいいんだぜ。」
その言葉が、恐怖を思い出させました。相手は別の男でも、黒崎の命令なんです。この人なら、逝ったとおりのことをするでしょう。逆らえるわけなんかないんです。わたし、自分の立場を受け入れるしかなかったんです。
それだけのことで、恥ずかしいとか、こんな奴らにみられてるのにとか・・・そういうわたしの屈辱感は萎えてしまいました。わたしは、顔を手で覆っていやいやをしました。耳まで赤くしながら、恥ずかしさに・・・ただ、耐えていました。そして、口先だけで呟きました。
「やめて・・・お願い・・・やめて・・・恥ずかしい・・・こんなの、嫌ぁ・・・。」
 男は、脚を折り曲げられたわたしと向かい合うようにして、折り曲げた脚の上に跨りました。そうされると、男の体重で、わたしは脚を伸ばせません。
そして、足の裏を、わたしの脇にギュッと寄せて、そのまま、膝の裏にお尻をのせるようにして、しゃがんでしまいました。
 男の視線が、恥ずかしいところを見下ろしているのが解ります。動けないという危機感に、わたしは、また抵抗をはじめました。
 「やめて・・・ママ、助けて・・・恥ずかしい・・・お願い、ママ、何か言って・・・許してくれるよね・・・この人たち、そう言ったよね?」

[10] 堕ちていくわたし(小説のようなものです) 投稿者:夏美 (2015/07/16(木) 23:56)
8.饗宴
ママは懸命に謝りました。謝るだけじゃなく、誘うように、恋人にするように、やさしく黒崎の股間を擦りました。その豹変ぶりに、他の男たちも飲まれたように動けないでいました。でも、わたしは、ママのからだが、小さく震えているのに気がついていました。
「わたしが、どんな、罰でも受けます。だから・・・この子は許して下さい。お願いします。」
 ママはそう言うと、いきなり、ズボンのファスナーを下ろして、自分を犯したあと、ろくに拭ってもいない黒崎のペニスを、口に含んで、しゃぶりはじめました。
 わたしは、ただ、部屋の隅に逃げ込み、身体を丸めガタガタ震えていました。
『私のせいで、また、ママが玩具にされる。私は、なんて、馬鹿だったんだろう。こいつらは、人間じゃないのに・・・。』
 殺気立っていた黒崎の顔が、懸命に自分をしゃぶりママの姿に、ふっと、緩んでいきました。それは、ひょっとしたら、小動物への憐みのようなものだったのかもしれません。
「健気だなあ・・・さすがに母親だよな。奥さん・・・あんた見直したよ。」
「それに、案外、フェラチオも上手いじゃないか。まあ、実害はなかったってことで、許してやってもいいんだけど・・・ただ、怖いもの知らずのお嬢さんには、ちょっとした、お仕置きが必要だよな。」
 そう言うと、自分の腰を抱え込むようにして、懸命に口を使うママを、じゃけんに押しのけました。
「おい、こいつは自由にしていいぞ。」
 黒崎が、そう言って、ママを他の男たちに押し付けました。数人の男たちは、躊躇なくママを押し倒して、その股を割り、よってたかって押さえつけながら、降ってわいた好運に、嬉々とした表情でズボンを緩めはじめます。
 その一方で、黒崎の指示で否応なく、わたしも、部屋の中央に引きずり出されました。
さっき、馬乗りにされた男に、同じように抑え込まれたわたしの顔を、しゃがんだ黒崎が、覗き込むようにして話しかけてきました。
「健気な母親に免じて、今日のところは許してやるが、なにもお咎めなしってわけにもいかないよなぁ?」
その顔は笑っていましたけど、無邪気さはかけらほどもありません。わたしは、自分がしてしまったことを後悔しながら、声も出せずにうなずきました。
「そうか、よし、いい娘だ。ところで・・・なあ、これ、なんだかわかるよな?」
 そう言って黒崎が見せたのは、刃の大きな切り出しナイフでした。その背をわたしの頬の押し付けると、ピタピタと叩きます。
わたしは、真っ青になってガタガタ震えました。そんな私に、黒崎は、じっとしているように命令したんです。
 まるで、ドラマのワンシーンのような光景でした。でも、現実におきていることです。わたしは、ナイフの冷たさに震えながら、かろうじてうなずきました。
「安心しな、処女膜も含めて、ちゃんと、傷が残らないように、やさしく・・・でも、あんたが女で、女は男を悦ばすためにいるんだってことは、ちゃんと教えでやるから。」
「おい、佐々木、この子の腕を押さえてろ。」
 馬乗りの男は、わたしから降りると、頭のほうに回って、圧し掛かるようにして手を左右に開かせます。それだけではありません。正座した両膝で、わたしの頭を挟みこんでしまいます。
 黒崎が、わたしの足もとから近づいてきました。わたしは、焦りました。
「違う・・・しないって約束したでしょう?・・・嘘つかないんでしょう?」
 黒崎は、ママにしゃぶらせていたものをまだ、むき出しにしています。それは、少し萎れていたものの、近くでみる大きさは想像以上で恐怖が膨らみました。
黒崎は、わたしの脚を強引に開かせていきます。大きなナイフを口に咥えた、その剥きだしの歯が、いかにも獰猛な肉食獣を想わせます。わたし、恐怖に抵抗しきれませんでした。
動けなくなったわたしの股間に、ペニスが触れそうなくらい近づくと、黒崎は言いました。
「おとなしくしてないと本当に、犯すからな?・・・いいな、解ったな?」
 私は、無言でうなずくと、黒崎のいやらし
顔を正視できずに、横を向きました。その視野の中でママがセックスしています。男が、ママに覆いかぶさり、わたしと同じように股を割られたママの上で、男の腰が激しく動きます。その度、ママのからだが上下して、硬く尖った乳首がいやらしく揺れます。男は、その乳房を掴むと、乳首を交互にしゃぶるんです。
『凄い・・・ママ、いやらしい・・・。乳首を舐められて、あんなに声を上げてる。』
そのときでした。わたしの乳首に衝撃が走りました。思わず見下ろしてみると、あらわにされた乳首を、黒崎が指で摘まんで転がしていました。
『す・・・凄い・・・これ、なに?』
 わたし、中学生になって着けはじめてブラが、いつの間にか合わなくなって、乳首が刺激されて、感じたことがあるんです。
むず痒いような感覚が蓄積して、言いようのない気分になって、胸が切なくて、これ以上、刺激を受けるのが怖くて、位置を変えたくて、でもみんなの前で触るのが恥ずかしくて、授業が手につかなくて。
熱くて、むず痒くて、切なくて、のぼせたようになって、朦朧としてしまったことがありました。
 それを、きっかけに覚えたオナニー。ずいぶん、乳房や乳首を弄ったけど、こんな、すごい感覚、いままで感じたことなかったんです。
 黒崎が与える快感って、気持ちいいのとは違うんです。気持ちいいっていうのより、ずっと強いのに繊細で、苦しいんです。乳首の上にたくさんの足を持つ虫が張り付いていて、それがいっせいに足を使いながら、わたしを弄っている、変な喩え方ですけど、そんな感じなんです。
続けば続くほど、自分ではどうしようもなくて、ああ、壊されていくんだって、いままでの私じゃなくなるんだって、そう実感しちゃうんです。
「ひぃいっいぃっ・・・やめて・・・駄目ぇええ・・・。」
 無数の触手が這い回るような不快な痒みと、極上の愛撫から湧き上がってくる歓喜、そのぎりぎりの境界線上でうまれる、全く別の感覚があるんです。わたし、他人に触られるのが初めてなのに、いきなり、そこに導かれてしまったんです。
『嫌あぁ・・・これ違う・・・こんなの無理、こんなことされたら、わたし・・・ママになっちゃう。』
 わたし、すこしだけ、ママの気持ちが解ったような気がしました。手が動かせないのが苦しくて、頭を左右に振りました。頭をそらして、床から肩を上げると、それが黒崎の指に、乳房を押し付けることになって、恥ずかしくて、むず痒くて、蕩けそうで、どんよりとした意識の中で、感覚だけがどんどん研ぎ澄まされていくんです。わたし、この気持ちをわかってくれる唯一の人を、ママを探していました。
『助けて、ママ。わたし、ママとおんなじになっちゃう。ママは、夏美が、そんなふうになるの嫌でしょう?。』
 でも、ママは助けてくれません。いつの間にか四つん這いにされ、お尻を掴まれたママは、後ろに立つ男の人のモノを中に受け入れ、自分から腰を動かしています。すごく気持ちよさそうで、ああ、ママは、全部、受け入れてるんだって思いました。
激しく動き過ぎて、外れそうになると、もどかしそうに、男の人が掴んで前を向かせた亀頭を咥えようと、腰を淫らに動かすんです。上手く入ると、えもいわれぬ表情を浮かべて、再び、男のものを扱く行為に没頭しはじめます。
『駄目・・・まだ、あんなふうにはなれない。でも、壊れちゃう・・・このまま、こんな愛撫を続けられたら、わたし・・・壊れちゃう・・。』
 もう、すぐにでも逝きそうになっていました。もちろん、「逝く」っていうのが、「悦びが爆発する」ってことだって知っています。
 オナニーで逝ったこともあります。でも、それは、慣れ親しんだ小さな爆発です。
 でも、黒崎が導こうとしているのは、そんなものではありません。どれほどの大きさかは見当が付きませんけど、本能が危険を知らせるんです。爆発した、悦の欠片が、わたしの中から突き刺さって、そこから理性が流れだし、本能だけの女になってしまうのがわかっていたんです。
 だから、黒崎に逝かされそうになっている、ことが怖くてたまりませんでした。
だって、みんな知られてしまうから。黒崎が、わたしを弄ぶんじゃなくて、わたしの中に眠っているケモノが、黒崎に呼び覚まされて、わたし自身を弄ぶんです。
女って、そういう生き物なんだって自覚した瞬間、わたし、逝っちゃいました。オナニーより、ずっと、あっけなく、乳首だけで逝っちゃいました。
それは、湧き上がる悦びに、わたし自身を飲み込まれてしまうような感覚でした。そして、気がつけば、それは乳首だけじゃなく、背中にも、首筋にも、腰にも、そしてクリトリスや膣の辺りにまで絡みついて、容易に消えていかないんです。
 わたし、さっき見た、ママのようでした。自分を弄んだ男のまえで、だらしなく、無防備に、痙攣するからだを晒していたんです。
 転がったままのわたしの前で、ふたりの男たちが、値踏みしています。感度がいいとか、これなら、最初から、おまんこでも逝けるんじゃないかとか・・・悔しいのに、その言葉が、わたしを弄るんです。黒崎の指のように、わたしを弄るんです。
 わたし、そんな自分の恥ずかしさをバネにして、ひと言だけ、黒崎にいました。
「もう、いいでしょう?・・・お願い、許して・・・もう、これ以上、わたしをいじめないで・・・。」
 私の隣では、ママがまだ、いじめられています。ああ、いいな、って思いました。こんなことぜんぶ受け入れて、悦びに変えているママが羨ましくて、憎らしくて、わたし馬鹿だと思いました。
『助けようとしなくてよかったのに・・・ママはケモノなんだもの。それに、この人たちもケモノ。ケモノ同士が交わるのに、不自然なところなんて何もないのに。』
 黒崎は、しばらくの間、ママを見つめるわたしを見下ろしていましたけど、両脚を抱え込むようにして、その間に腰を滑り込ませると、半ば勃起したものを、わたしの股間にあてがい、敏感な部分を弄りはじめました。
 ようやく、意識がまとまりを取り戻し、肌に張りつく快楽の余韻から逃れようと、もがきはじめたばかりのわたしは、そのことに気づき驚きました。醒めきれないまま膨らんでゆく悦びに、いつの間にかわたし、自分から腰を振っていたんです。腰をふるたびに、クリトリスの湧き上がる悦びは乳首の比ではありませんでした。
 狂っちゃうかもしれない。恥ずかしくなって、腰を動かさないでいようとしても、乳首に感じたより、ずっと強力な快感が、それを許してくれないんです。
「嫌ぁああ・・・違う・・・さっきので終わりなの・・・もう、やめてぇえ。」

[9] 堕ちていくわたし(小説のようなものです) 投稿者:夏美 (2015/07/16(木) 23:50)
7.反抗〜後悔
笑いながら話す黒崎の声を聞きながら・・・ママは抱え起こそうとしていたわたしに覆いかぶさって激しく泣きはじめました。
その残酷な光景に目を伏せたわたしは、しどけなく崩れたママの太腿の間に、指で刺激に反応し、膣から漏れ出した精液が内腿を伝い、床を汚しているのを見つめてしまいました。
黒崎から解放されると、すぐに駆けつけてくれたんだと思います。その気持ちは嬉しかったんですけど、ママが漏らす、微かな吐息に呼応して、新たに溢れだし、太ももを穢していく精液の生々しさが、わたしを傷つけました。追い打ちをかけるように、漂白剤のような・・・そう表現するしかできない、なんとも言えず、生臭い臭いが、鼻先に漂ってくるんです。過敏になった神経を逆なでされて、思わず、わたしは吐きそうなりました。
もちろん、まだ、男の人を知らなかったわたしには、それがなんなの臭いなのか、すぐには理解できませんでした。
でも、それが男との交わりの中で生み出されたものであることは想像できました。
だからこそ、大好きなママの予想さえしなかった反応が・・・母の顔と女の顔がめまぐるしく入れ替わる姿を、どうしても正視することができずに、纏わりつく臭いも、汚されたママのからだも、なにひとつ、どうすることもできずに、ただ、ママを抱きしめ、こみ上げてくる嗚咽に唇を噛みしめていました。

絨毯の上にできた染みに気づいた黒崎が、ママを嘲笑いました。
「ありゃりゃ、奥さん・・・こんなにでちまったんだなあ。こりゃ、三人目が仕込まれちまったかもしれないぜ。」
「なに、心配はいらないって・・・。さっきも言ったように、いざとなれば、生活の糧は紹介してやるからさ。」
「そうだな、この娘、別嬪だから、処女なら、20万でどうだ?・・・さっきの、妹と一緒なら、100万だすって変態にも、心当たりがあるぜ。」
「それとも、いつそ、この子、海外に売り飛ばしてみるか?・・・実は、中東辺りの金持連中で、いま日本の女がブームになっていてな・・・上玉なら、いくらでも、こっちの言い値で買い取ってくれるんだ。」
 黒崎は、そんな残酷な話を持ちかけてきたんです。
「1000万でどうだ?それで、親父の借金は帳消し。あんたと妹は、無事、普通の暮らしに戻れるだろう?・・・それに、お嬢さんも、中東のモノがデカいマハラジャたちの玩具になって、ひぃひぃ、悦びながら、贅沢ができるってもんさ。」
 わたしは、自分が怒っているのか、悲しんでいるのかさえわからないまま、茫然としでいました。現実に起きている、この異常な状況が消化できず・・・ただ、無力な自分が哀しくて・・・ケモノのような男たちが憎らしくて・・・。ママが可哀想で・・・そして大嫌いでした。
 突然、わたしに縋りついて嗚咽をあげていたママが悲鳴を上げました。まるで、わたしがママで、ママが娘にでもなったように大声で泣くんです。さすがに、男たちも気まづくなったのか、無言で、わたしたち母娘を見降ろしています。
ママは『ごめんね』を繰り返しながら、わたしを抱きしめると、今度は黒崎に縋りついて、懸命に訴え始めました。
「お・・お願いです。この子たちには手を出さないでください。お金なら・・・お金なら、私が何とかしますから・・・。」
その言葉に、黒崎は声をあげて笑いながら、落ちていた買い物袋を拾い上げます。なにをするんだろうとみていると、中からキュウリを取り出して、無言でママの後ろにしゃがみ込みます。そして、しがみついた手を振り払われて床に手をつき、お尻を少し持ち上げたママの後ろから、膣の中に人差し指と中指を突っ込んで、お尻をあげるよう命令しました。
「いやああ・・・やめてぇえええ・・・。」
 怯えた表情のママが、思わず、お尻をあげると、四つん這いのママの膣の中にキュウリを挿入していきます。わたしには、その一部始終が信じられませんでした。
『この人たちは、こんなことが平気できる人なんだ。』
「ひいぃぃっ・・・ぃやあぁ・・・やめてぇええ・・・いやああああ・・・夏美、みないでぇぇええ・・・。」
「うるさい!・・・また、犯されたいのか、このあまぁ?」
 恐怖のあまり泣き叫ぶママの髪の毛を掴んで押さえつけ、恫喝した黒崎が・・・今度は、弄るようにキュウリを出し入れしながら囁きます。
「つけ上がるんじゃないぞ。返せないから、こうやって、利息代わりに玩具にされてるんだろうが?」
「だがな、いくら頑張ったところで、あんたみたいな四十の子持ちじゃ、稼げる金は、たかが知れてるんだよ。」
 そこで、黒崎は口調を変えて、膣を弄るキュウリの動きに合わせるように、猫なで声で言い含めるように、ママに話しかけました。
黒崎の声は、調子だけを聞いていれば、まるで、恋人に囁く言葉のようでした。
「それでも、まあ、毎日4,5人、俺のような変態の客をとれば、なんとかなるかもしれないなぁ・・・まあ、せいぜい、頑張ってくれよ、奥さん。」
そう言うと、黒崎は、恐怖のあまり硬直して、キュウリを差し込まれたまま、四つん這いの姿勢さえ崩せないでいるママを、周りの男たちと一緒になって嘲笑いました。
わたし、馬鹿でした。あまりに酷い、男たちの言い草に血が昇ったんです、いやらしい姿を見せられても、嫌いになれない、可哀そうなママを、汚い男たちに馬鹿にされて、我を忘れてしまったんです。
そして、淫らな視線をわたしたちに向けながら、名残惜しげに立ち去ろうとする男たちに向かって、持っていた携帯を投げつけてしまいました。
それが黒崎にあたったんです。わたし、空気が変わるのが解りました。後悔しました。逃げようとして、ベランダに走り寄って、鍵を開けようとしたんですけど、髪の毛を掴まれ、引き倒されてしまいました。
わたしの上に馬乗りになった男が、頬を平手打ちして、お気に入りのサマーセーターを引き裂きました。
別の男が、スカートとパンティをむしり取ります。懸命に脚をバタバタさせても、止めることができません。布地が裂ける音とともに、あっという間に裸にされていました。
『レイプされるんだ、こいつらに。もう、隆志君にも会えない。友達とも笑えない。これから、ずっと、ママとふたりして、こいつらの玩具にされるんだ。』
そう考えただけで、からだじゅうに虫唾が走り、冷や汗が吹き出して、わたしは大声で叫んでいました。
「嫌ぁぁああ・・・誰が、あなたたちなんかに・・・嫌ぁああっ・・・離して・・・触らないで・・・嫌ぁぁああ・・・ママ、助けてぇぇええ・・・。」
 突然、そんなわたしを庇って、ママは、馬乗りになった男を突き飛ばしました。そして、再び黒崎にしがみついて哀願しました。
「すみません、黒崎さん・・・この子を許して下さい・・・この子には、ことの重大さが解ってなかったんです。・・・ぜんぶ、わたしたち夫婦が悪いんです。」

[8] 堕ちていくわたし(小説のようなものです) 投稿者:夏美 (2015/07/16(木) 23:47)
6.征服者
黒崎と呼ばれた男は、中年のおじさん、そう表現するのが怖いくらい、危ない雰囲気をまとっています。もちろん、他の男たちも、黒崎のひと言で萎れたようになってしまいました。
他の男たちには、そういったくせに、いまも、まるで、自分の所有物のように、後ろから手を伸ばして、ママの露わな乳房を揉みしだいています。
「ああっ・・・だっ・・・だめ・・・お願い・・もう、もう許して・・・。」
 怖い、わたし、そう思いました。心配そうに見下していたママの顔が、一瞬で、みなれない女の顔に変わっていくんです。
黒崎は、そんな反応に満足げな笑いを浮かべながら、ママをからかいます。
「なんだ・・まだ、余韻が冷めてねえんだな?・・・どうだい、奥さん、あんた、うちの店で、からだを売らないか?・・・多少、年は食ってるけど、あんたなら、いい商売になるぜ。」
「じゃあ、俺、初乗りにいこうかな。」
「馬鹿、初乗りは黒崎さんが済ませちまっただろう?それより、俺は、こっちの娘のほうがいいな。」
男たちの下卑た冗談に笑い声があがり、わたしは、焼かれるような痛みを胸の奥に感じました。そんなわたしをからかうように、黒崎が声をかけてきたんです。
「お嬢さん・・・あんたのお袋さんのまんこ、すげえ、よかったぜ。ふたりも生んだ女だなんて、思えないくらいよく絞まってさ。特に、あんたに見られてからの豹変ぶり、凄かったぜ。あんた、気を失ってたみたいだから知らねえだろうが、最後なんぞ、自分から、俺にしがみついて腰使って、2度も逝っちまってさぁ。」
そう言いながら黒崎は、気を失ってからのママの様子をスマホの動画で再生しながら、わたしにみせるんです。
思わず目をそらす前に、ちらっと見た画像のママは、激しく腰を使いながら黒崎の唇を貪っていました。
そうしながらも、黒崎は、ママの剥きだしのお尻に淫らな視線を這わせました。後ろから。ねっとりとした手つきでお尻を撫でまわしたと思ったら、指をその奥に滑り込ませて擦りはじめます。
「ぁああっ・・・駄目ぇ・・いやぁ・・・。夏美、みないでぇ・・・。」
不思議です。わたし、ママの声が・・・夏美、みて・・・って聞こえたような気がしたんです。
両手で口を塞ぎながら、思わず仰け反るママの頭越しに、黒崎の目が、じっと、わたしをみつめます。倒れたときにスカートが捲れ、あらわになった内腿に、その視線を感じたわたしは、もしかすると、恐怖だけじゃない別のものを感じていたのかもしれません。
もちろん、急いでスカートを下ろして、精一杯、虚勢を張って、睨みかえそうとしたんですけど、指で弄ばれて反応するママの姿を正視するのが辛くて、わたしは目をそらすように横を向くしかありませんでした。
黒崎は、いやらしく笑うと、わたしにも聞こえるような大声で、口を押さえて懸命に声を堪えるママに話しかけました。
「てことで・・・今日は帰るけど、奥さん。今月中に返せなかったら、このお嬢さんが・・・次には、あの妹さんが犯されるよ・・・それが嫌なら、1週間の間に、金をかき集めるんだ!・・・いいね、奥さん?」
 その間も、黒崎の指に弄られ、ママは返事をする余裕さえなくて、口をさえたまま、ただただ、壊れた人形のように首を振ってうなずいています。
「あっ、それから奥さん・・・警察に相談しても無駄だぜ。民事不介入ってやつでな・・・レイプされたって言い張るにしても、証明がなきゃ、相手してくれないし・・・」
そこまで言ったところで、栗崎は責め方を変えたようです。ママ、とうとう、悲鳴のような声を上げたんです。
「あぁっ、ひぃい・・・す・・・すごいぃい」
 目に涙を浮かべながら、でも、口をついてでてくる言葉を押さえられないままの様子を嘲笑いながら、黒崎は続けました。
「ほら、どうみても、今日の奥さん楽しんでるしなぁ。ほら、こいつらに撮らせた画像を見返したって、レイプもので売るのは、ちょいと無理あるだろう?」
 そう言って、再びスマホをこちらに向けると、画像を再生した。
 ちょうど、ママの動きが激しくなり、なんども大きく仰け反るところが映っていました。ソファのスプリングを利用して、なんども突き上げられ、ママ自身も、それに答えるように動き、ふたりのからだが、淫らな音を立てながら、なんども激しくぶつかり合います。感極まったように動きが止まって、今度は黒崎にしがみついて、痙攣のように内側に閉じ、引き込まれる足を震わせながら、それでも、本能の導きのまま、自らがつくりだすリズムもない激しい動きに身をまかせながら、淫らな言葉で果てるのを男たちに知らせる、あのパパとの行為でさえみることのなかったママの姿が写ってるんです。
「ああっ・・・駄目ぇええ・・・また、逝っちゃう・・・ぁああっ、逝くの・・・逝っちゃうぅぅううのぉ・・・ああああ・・・いやぁぁああああ・・・。」
 そんなママの幾度目かの絶頂に、触発されたように、黒崎の動きも激しくなっていきます。逃げを許さないように、突き上げるだけの大きく深い腰の動きに変わっていきます。先に逝ったママは、それでも、黒崎に必死にしがみついて、言葉にならない何かを叫びながら、男の欲望の中に新たな悦びを貪ります。そんなママのからだを幾度も激しく突き上げながら、とうとう、黒崎もケモノのように声を上げました。
「いいぜ、奥さん・・・俺も、逝くよ。ほら・・・あんた、最高だよ・・・ほら・・・ほら・・・。」
ズームインしたカメラが捉えたママのお尻には、想像していたよりも、ずっと大きなものが食い込んでいます。ママの腰が上下するたびに膣口が盛り上がって追いかけます。
黒崎が迎える絶頂に、もう、芯が抜けた人形のようになってしがみついているだけだったママが、ひき付けでも起こしたように、黒崎の腰の上で棒立ちになりました。そして、その反動で座り込んだ瞬間、大きなモノに、根元まで深く貫かれた歓喜に、また、悲鳴を上げて、腰をガクガクと痙攣させています。
黒崎の肉茎が、どくどくと脈打って、ママのからだを穢していきます。ママの膣の周囲には、白く泡立つものが溢れているのに、黒崎は動きをやめようとしません。ママは、とうとう悲鳴を上げました。
「ぁひぃぃいいいっ・・ぁああぁっ・・いいっ・・いぃいい・・いいっ・・・。」
わたし、なにかに憑かれたように、その一部始終から目を離せませんでした。
「ほら、みてみなよ。奥さんが、あんまり激しく動くから、我慢できずに、『中出し』しちまったじゃねか。だけどな、奥さん・・・もし、奥さんが、妊娠しちまっても認知はしねえからな。旦那の子かも知れないんだし。」
「もちろん、堕胎医なら、いつでも紹介してやるけどな。」
 そんな言葉で黒崎が、ママを弄るようにからかうと、男たちがどっと笑い声をあげるんです。
「それより、どうだ・・・ビジネスなら、あんたと娘の仕事くらい、俺が面倒くらいみてやったっていいんだぜ。」
そう言って、黒崎は、ママの膣の中に指を入れて、ゆっくり掻き回していきました。
ママは、哀しそうな顔を懸命に保とうとしながら、でも、艶めかしい顔で、従順に、それを受け入れているんです。
その頃のわたしには解りませんでしたけど、きっと、ママの膣は、その指をくわえ込むように、なんども収縮していたんだと思うんです。
そして、黒崎の指が、ママの膣を掻き回す度に、白濁した精液が床にこぼれ、絨毯を汚していくんです。
「まあ、それだけ、あんたのまんこが旨かったってことさ・・・自信もちなよ、奥さん。ほんとの話・・・甲斐性無しの旦那に抱かれるだけなんて、もったいないことしてないで・・・なあ、また、俺らと遊ぼうや・・・そうしたいのなら、なあ、利息、今月も対応していいんだぜ、奥さん?」

[5] 堕ちていくわたし(小説のようなものです) 投稿者:夏美 (2015/07/16(木) 23:35)
5.現実
なにかが、頭の中を落ちていきました。急に冷たくなって、肌がざわざわとして、目の前が白くなって、たぶん、わたしは床に崩れ落ちてしまったんです。
夏海・・・夏海・・・わたしを呼ぶママの声が、遠くから聞こえています。でも、それは、すぐに消えて、喘ぎ声に代わって、しだいに激しさを増し、その色を変えていきます。
『ママ、やめて・・・。ママ、やめて・・・。ママ、やめて・・・。』
 それだけを呟くわたし。頬に刺さる絨毯の感触、ぼやけていく視線の先で、乳房を押し付けるようにして、男の人に抱きつくママ、その顔は、わたしのことなんかみていませんでした。
髪の毛を振り乱しながら、なんども頭を仰け反らせ、男の人との行為に没頭しています。薄れてゆく意識の中でわたしは考えていました。
『ケモノみたい・・・ママの声。あのときと同じだわ・・・。』
高校の頃、早退して、偶然、垣間見たパパとママのセックス。ママはケモノみたいに四つん這いで・・・後ろから、腰を突き出すパパの動きに合わせて、からだにぶら下がった乳房が別の生き物のように揺れるんです。
パパは、ママの腰に腕を回してだきおこします。ママは、パパに向かって、からだを捻じりながら、腕を首に絡ませて、キスを求めるんです。獣のように腰を使いながら、互いの唇を貪り合うんです。
わたし、とても不潔だけど、でもきれいなママ、一生懸命なパパを許せました。わたし、のぞき見しながら、いつの間にか、下着の中に指を入れていました。ふたりのセックスをみながら、異常に興奮して、声が出そうになって、部屋に隠れてオナニーを続けました。
そんな光景と目の前の光景が、薄れていく意識の中で重なるんです。
『でも、あれはパパの後ろ姿じゃない・・・でも、ママの声は、あのときと同じ・・・。』
 やがて、わたしの中の過去の記憶は、現実にのみ込まれ溶け落ちていきました。
からだを上下に弾ませるママが、苦しそうに髪の毛を掻き上げています。なんの不安もないように、男の人の腕に身を任せながら、からだをそらし、上下し、淫らに腰を使い、両腕が宙を彷徨います。
その手が男の人の頭に舞い降りててきて、髪の毛をなでるように下りてきて、そして、男の人の唇を求めて、その腕で抱きしめていきます。
『ああ、ママ、奇麗だ・・・』
そう思ったわたしは、きっと、とても汚い、ママの血を引いているんです。
絡み合う男と女が、涙の中で滲んでぼやけていきます。午後の光の中に、二匹のケモノの影が融けていきます。
『・・・どうして・・・どうしてなのママ・・・お願い・・・そんな奴に、キスしないで・・・ママ・・・。』
そんなことを思いながら、わたしは、やがて意識を失いました。
「夏海・・・夏海・・・起きて・・・しっかりして頂戴・・・。」
ママの呼ぶ声と、柔らかな手の感触で、わたしは目を覚ました。
『そうか・・・夢だったんだ・・・よかった・・・わたし・・・。』
 眩しそうに目を開いたわたしは、顔を覗き込むママをみて微笑んでみせようとした。
「よかったね、ママ・・・わたし、変な夢をみてた・・・。」
そう呟いてから、悪夢が、まだ終わっていないことに気づいて、わたしは愕然としました。
覗き込むママは、涙を浮かべて・・・かろうじて、ブラウスを羽織ってはいたけれど、全裸に近い状態で・・・その背中越しに、男たちが嫌らしい笑いを浮かべてわたしを見下ろしていました。
「かわいい顔しやがってさぁ・・・でも、お袋さんがやられちまって、これだけショック受けるってのはさぁ・・・こいつ、男を知らねえんだろうな。」
「ちくしょう、やりてぇなぁ。」
「なあ、黒崎さん、律儀に、仁義きらなくていいだろう?・・・口止めってのもあるし。ここで、輪姦(まわ)しちまおうぜ。」
 この人たち、みだらな視線で、わたしたを犯していました。きっと、頭の中では、わたしの服を引き裂いて、下着をむしり取り、ママと一緒に並べて、両脚を押し広げているんです。
黒崎って人が許すと言えば、泣き叫ぶわたしたちを強引に押さえつけ、何のためらいもなく、欲望生贄にするはずです。
わたしは、男たちの狂暴さが恐くなって、悪寒のような震えが走るのを止められませんでした。
「バカ野郎!・・・ビジネスはビジネスだ!・・・だから、お前らは、いつまでたっても、チンピラどまりなんだ。」
そう言って、周りの男たちに睨みを利かせた黒崎は、間違いありません、ママを犯していたあの男です。

[4] 堕ちてゆくわたし(小説のようなものです) 投稿者:夏美 (2015/07/15(水) 19:25)
4.レイプ
ママの肌蹴たブラウスは肉付きのよい肩から滑り落ち、ブラが捲られ、あらわになった乳房が、男の人に突き上げるたびに揺れています。かたちの良い乳房の先端が硬く尖って、しなるように上下する動きが、なんとも卑猥です。
「やめてよ!・・・なに、こんなこと、ありえないよ。」
わたしからは見えないけど、向かい合わせたソファに坐てるふたりの男の人の視線、ママの尻を食い入るように見詰めています。
『これって、セックス・・・だよね。じゃあ、ママのあそこに、いま・・・。』
わたし、その男の人たちと同じものをみたような気がして、思わず目を閉じてしまいました。
目を閉じても、わたしの耳に、ママの荒い息遣いと、声が聞こえてきます。リズミカルに、ピチャンピチャンと濡れた皮膚を叩くような音が繰り返して、ときどき、その中にブフッブッブフッと空気が抜けるような、変な音が混じります。
「夏海、お・・・お願い・・・見ないで・・・早く・・・早く、あっちへいって・・・。」
わたし、思考が完全に停止してしまいました。頭の中が真っ白になって、茫然として、何のために目をつぶってるのか解らなくて・・・。でも、目を開けると、そこには、残酷な光景しかないんです。
男の人のひとりが、素早くの後ろに回りこんで、ドアを閉めました。そんなことにも気づかず呆然と立ちすくむわたしに、ママを跨らせたまま、男の人が、片腕をソファの背にのせるようにして振り返りながら、声をかけてきました。
「あはは・・・どうしました、お嬢さん?こんなお母さんをみるのは嫌ですか?・・でもね、誤解しないように・・・これは、合意の上のことだからね・・あんたらの親父がつくった借金の利息を、代わりにお母さんに払ってもらっただけなんだから。」
「だから、これは、正当なビジネスなんですよ・・・解りますか、お嬢さん?」
からかうような口調でそう話す間も、男の腰の動きは止まらない。
「パパが、借金?・・・嘘!・・・そんなの嘘よ。・・・なんで、パパが、あなたたちにお金を借りなきゃいけないの?」
かっとなって発した、わたしの言葉を無視して振り返りもせず、男は、ママの顔を見上げてにやにや笑いながら、お尻を叩くんです。下から上に向かって、なんども叩くんです。泣きそうな声で悲鳴を上げたママは、観念したように、自分から腰を上下に動かし始めました。
「やめて、ママ!・・・今すぐ、逃げて!・・・何で、こんな人たちの言うことを聞くの?」
 わたしの言葉、ママには聞こえてないんでしょうか。こちらを振り返ることもしてくれないんです。そして、ママの動きが積極的になってきたんです。
でも、不思議です。わたしにも、その変化は解りました。からだが上下に動くだけじゃないんです。ママのお尻が男の人の太ももの上で、まるで股間を擦りつけるように、くねくねと前後に動きます。腰がしなるように、幾度も反って、その波は背中を伝って、頭を何度も前後に揺らすんです。その度、ママの髪の毛が乱れて、上気した横顔に浮かんだ汗が逆光に煌めいて、すごくきれいなんです。
『いや・・・これって、なに・・・ママ、嫌じゃないの・・・なぜ・・・女だから・・?』
 混乱した私は、それでも、何とかしようって考えて、意味のない言葉を叫びました。
「パパは、どこ?・・・借金があるのなら、パパに言ってよ!・・・ママは関係ないでしょう。」
自分から腰を動かすママの手が、縋りつくものを探すように男の人の首に巻きついていきます。くぐもった声も、なんだか、少しずつ鼻にかかるような、甘えた感じに変わっててきたようです。
そんな、ママの変化を感じ取ったわたしは、我を忘れて男達に向かって叫んでました。
「やめて!・・・今すぐに、やめて!・・・じゃないと、警察を呼ぶわよ!」
そう叫びながら携帯を取り出したわたしに、殺気立った男たちが詰め寄ってきたんです。怖くなったわたしは、携帯を胸に抱え込むようにして、しゃがみ込んでしまいました。
その瞬間、ママが信じられない言葉を口にするんです。
「夏海、お願い・・・騒がないで・・・大丈夫・・・お母さんは、大丈夫だから・・・。」
『信じられない。犯されているはずなのに、一番、嫌なはずなのに・・・そのママが、わたしを止めようとしている。』
わたしはどうしていいのか解らなくなってしまいました。
『ママは、なぜ、知らない男の人に犯されて平気なの・・・なぜ、逃げないの?・・・これは夢?・・・いつも、セックスのこと考えるから・・・これって夢なの?・・・。パパは?・・・パパは何処?・・・こんなこと、早く止めさせて!・・・助けて、パパ!』

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